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2022.01.05 アンチエイジング くすみ・しわ 美白 メソシューティカル

美白には「ナイアシンアミド」その注目の美容効果を徹底解説

「ナイアシンアミド」ってなに?

「ナイアシンアミド」とは、ビタミンB3のこと。

体内での酵素反応を助ける補酵素の構成成分であり、酵素反応の約2割(400種類以上)に関わっています。

また、「ナイアシンアミド(ビタミンB3)」は、ニコチン酸アミドとも呼ばれる水溶性ビタミンであり、食事から摂取されるほか、体内でも合成(※)されます。

(※)ビタミンB1、B2、B6存在下で、必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。

 

 

「ナイアシンアミド」は肌に対してどんな効果があるの?

皮膚に対する「ナイアシンアミド」の効果としては…

①紫外線ダメージによるDNA損傷の修復
②抗酸化
③メラニン生成の抑制
④肌荒れの抑制
⑤エネルギー生成の促進

が挙げられます。

 

上記①②③の効果があることから、美白には「ナイアシンアミド」!と言われているんですね。

 

 

ではそれぞれの効果のメカニズムついてさらに詳しく解説していきます

そもそもみなさん、ご存じでしたか?

肌老化の約80%が紫外線のダメージに由来すると言われており、紫外線よってお肌は大きなダメージを受けているんです!!

 

 

 

では具体的に肌老化をもたらす紫外線ダメージとは一体どんなものなのでしょうか?

 

【その1~紫外線による間接的ダメージ~】

紫外線によって生成される活性酸素は、お肌に様々な影響を与えます。

例えば…

・コラーゲン・エラスチン繊維の損傷

・線維芽細胞の損傷

・細胞DNAの損傷

など。

これらのダメージが蓄積すると、ハリ・弾力が低下してシワやたるみが生成してしまうことに…!!

 

 

【その2~紫外線による直接的ダメージ~】

紫外線は、DNAに損傷を与えます。

通常、肌には傷ついたDNAを修復する機能が備わっていますが、加齢とともにその能力が低下してしまいます。

その結果、ダメージの蓄積によりアポトーシス(細胞の自殺)が起こり、繊維芽細胞やコラーゲン・エラスチン等が減少して肌老化が進行します…!!

 

 

そこで活躍するのが「ナイアシンアミド」です!

 

 

「ナイアシンアミド」の 効果①  -DNA修復の促進-

DNAが紫外線を吸収すると、ピリミジン二量体という異常構造が形成されてしまいます。

この構造は肌老化を進行させてしまうため、体内ではDNA修復が絶えず行われています。

しかしながら、加齢とともに修復機能は衰えてきますので、修復をサポートする成分を与えることが重要です。

ナイアシンアミドは、紫外線ダメージによるDNA損傷の修復を促進するため(※)、健康的な肌を維持することができます。

(※)DNAを修復する酵素反応に関わっています。

 

 

 

 

「ナイアシンアミド」の効果 ②  -抗酸化作用-

紫外線は、DNAやたんぱく質、細胞などにダメージを与え、肌老化を引き起こす活性酸素を生成させます。

「ナイアシンアミド」は、酸化防止剤として活性酸素の生成を除去する効果があります。

このことにより、細胞へのダメージを軽減させ、健康的な肌を保ちます。

 

【紫外線ダメージをダブルブロック】

紫外線は、直接DNAに損傷を与える(直接的ダメージ)と同時に、活性酸素を生成することでDNAに損傷を与える(間接的ダメージ)ため、肌への大きなダメージとなります。

「ナイアシンアミド」は活性酸素によるダメージを抑制し、DNAの修復を促進するため、紫外線ダメージをダブルブロックすることができると考えられます。

 

 

 

 

「ナイアシンアミド」の効果③  -メラニン生成の抑制-

【肌が黒くなる理由】

皮膚に紫外線が当たると、活性酸素が発生することでメラノサイトが活性化し、メラノソーム内にメラニンが生成されます。その後、メラノソームがメラノサイトからケラノサイトへ移動し、肌表面にメラニンが露出することで肌が黒くなり、シミやそばかすが生成されます。

 

「ナイアシンアミド」メラノソームがメラノサイトからケラチノサイトへと移動するプロセスを抑制するため、メラニンの生成を抑制することができます。

また、「ナイアシンアミド」には活性酸素を除去する効果もありますので、メラニンの生成をダブルで抑制することが期待できます。

 

注目ポイント:ナイアシンアミドは、厚生労働省が認可した美白成分(※)と言われています。

(※)シミの元となるメラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすを防ぐ成分のことを示します。

 

 

 

紫外線ダメージだけではなく、さらにはこんな効果も!!

 

「ナイアシンアミド」の効果④  -様々な肌トラブルの抑制-

ターンオーバーの乱れや角質肥厚により皮脂がたまってしまうと毛穴がつまり、皮脂をエサとするアクネ菌が増殖します。すると、アクネ菌によって赤みや乾燥、炎症といった症状がでてしまいます。

 

【ナイアシンアミドの肌荒れに対する効果】

・穏やかな角質溶解作用、皮脂分泌の正常化により、毛穴のつまりを軽減し様々な肌トラブルを改善

・適切な水分量を保ち、ニキビを予防

・抗炎症作用により肌の赤みや乾燥といった炎症の諸症状を軽減

・セラミドや脂肪酸の生成促進により、水分喪失を阻止

 

 

 

 

「ナイアシンアミド」の効果⑤  -エネルギー産生の促進-

エネルギーの多くはミトコンドリアで生成されます。

エネルギーの代謝において最も重要な成分はNAD、NADPですが、これらは年齢とともに激減してしまうため、老化が進んでしまいます。

「ナイアシンアミド」は補酵素NAD、NADP(※)の構成成分であり、エネルギー(ATP)生成の60~70%に関与しているとも言われます。

(※)NAD、NADPは、エネルギーを生成するために必要な酵素を助ける補酵素として働くことで、体内でのエネルギー産生を促進します。

 

 

 

まとめ 「ナイアシンアミド(ビタミンB3)」の効果とは? 

「ナイアシンアミド」は…

 

紫外線によるお肌のダメージを軽減&修復! 若々しいハリとうるおいを守る。

メラニン生成を抑え、シミのない明るい肌へ!

肌の乾燥や炎症、アクネ等の肌トラブルを軽減&予防!多くの女性が年齢問わずに抱えている悩みを解消へ!

肌に活力を与え、美しく健康的な肌へと導く!

 

 

ということで、「ナイアシンアミド」は蓄積した紫外線ダメージにを受けた肌に効果的であり、美白はもちろん、エイジングケアに欠かせない美容成分であるということがわかりました。

オールシーズン紫外線対策は必要ですが、特に夏のダメージを受けた後の秋のお肌ケア、季節の変わり目などの揺らぎ肌には「ナイアシンアミド」の入った美容アイテムがおすすめです。

 

 

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