2025.10.16 エステ業界情報
肌の明るさやハリ感をサポートする成分として知られる「ピュアビタミンC(L-アスコルビン酸)」。即効性のある美容成分として注目を集める一方、安定性の面で扱いが難しいという特徴もあります。本記事では、ピュアビタミンCの基本的なはたらきと美容効果、ビタミンC誘導体との違い、そしてエステサロンで取り入れる際のポイントを解説します。
ピュアビタミンCとは、化学的に純粋な「L-アスコルビン酸」のことを指します。即効性があり、肌のコンディションを整える目的で多くのスキンケア製品に使用されています。ピュアなビタミンCは肌表面に塗布するとすぐに働き始める一方、酸化や熱・光に弱く、安定性の維持が難しいという特徴もあります。
こうした不安定性を補うため、安定化処方やビタミンC誘導体と併用されるケースも多く見られます。なかでもサロン専売の高濃度美容液では、技術的に酸化を防ぎながら肌への浸透力を高める工夫が施されています。
ピュアビタミンC(L-アスコルビン酸)は、そのままの形で肌に作用する即効性が特徴です。対して「ビタミンC誘導体」は安定性を高めるために分子構造を加工したもので、肌の中で酵素によって分解されて初めてビタミンCとして働きます。
誘導体は安定性に優れる一方で即効性はやや穏やか。ピュアビタミンCは即効性が高い分、酸化しやすく扱いに注意が必要です。目的に応じて使い分けることで、効果的なスキンケアが可能になります。
ピュアビタミンCは、肌を明るく健やかに保つ多彩な働きを持ちます。ここでは主な4つの美容効果を紹介します。
ピュアビタミンCはメラニン生成に関与する酵素の働きを抑える作用を持ち、過剰なメラニン生成を防ぐサポートをします。シミ・そばかすができにくい透明感のある印象を保ちたい方に適した成分です。
紫外線やストレスによって生じる活性酸素は、肌のくすみやハリの低下につながります。ピュアビタミンCには強い抗酸化作用があり、これらの酸化ストレスから肌を守るサポートをします。
ビタミンCはコラーゲンを生成する酵素の働きを助け、肌のハリや弾力を保つサポートをします。年齢を重ねた肌や乾燥によるしぼみ感が気になる方にとって、スキンケアに取り入れやすい成分です。
ピュアビタミンCは角質層のコンディションを整え、スムーズなターンオーバーをサポートします。古い角質によるくすみやざらつきを防ぎ、なめらかでクリアな印象へ導きます。
即効性が魅力のピュアビタミンCですが、扱い方を誤ると効果を十分に発揮できません。主な弱点は次の3つです。
ピュアビタミンCは空気・光・熱に弱く、酸化しやすい性質を持っています。そのため、開封後は早めに使い切ることが大切です。
水溶性のため角質層にとどまりやすく、肌の奥まで届きにくいという課題があります。そのため、微粒子化技術やpH調整など、安定性と浸透性を両立させる製品を選ぶことが重要です。
ビタミンCは水溶性のため、体内に長く留まらず排出されやすい性質を持っています。日常のスキンケアでも、毎日継続して使うことが効果的です。
ピュアビタミンCは酸化しやすく、紫外線と同時に使用すると逆に刺激となる場合があります。夜のケアに取り入れるのがおすすめです。朝使用する際は日焼け止めを必ず併用し、使用後は保湿ケアで乾燥を防ぎましょう。
初めて使用する場合は、低濃度タイプから試し、肌の反応を見ながら徐々に慣らしていくと安心です。
ピュアビタミンCは、即効性と多彩な美容サポート効果を兼ね備えた成分です。メラニンの生成抑制、抗酸化、コラーゲンサポートなど、肌を健やかに整える力を持ちます。安定性に課題がある一方で、技術開発によってサロン専売ラインでは高い効果を実感できる製品が登場しています。
メソシューティカル VCセラムアドバンスドは、ピュアビタミンCの濃度・安定性・浸透性を追求したサロン専売美容液。肌の変化を実感したい方、確かな結果を求めるサロン様におすすめの一品です。
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