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2023.12.20 エステ業界情報

エステサロンでのハイフ施術と禁止の理由。ハイフ施術の今後

そもそもハイフ施術とは?

 ハイフ施術は、もともと美容クリニックから広まった美容施術の一つです。ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound(高強度焦点式超音波)の略称であり、超音波を用いた施術方法です。

 ハイフは、照射する超音波の力を集中的に浸透させることで、肌の深層部までアプローチします。この超音波の熱により、コラーゲンを生成させる刺激を与え、肌の引き締めや若返り効果を期待するものです。

 ハイフ施術は、非侵襲(非切開)であり、手術を伴わずに行われる点が特徴で、ハイフ施術は、肌のたるみの改善やしわ・ほうれい線の改善など、さまざまな効果が期待されています。

 これまで、ハイフ施術は、エステサロンや美容クリニックで受けることができましたが、最近ではその使用に関して消費者庁からの規制や注意喚起がされています。ハイフ施術を検討する際には、適切な情報収集とリスク管理が必要です。

ハイフ施術には、施術による事故のリスクが存在しています。特にエステティックサロンでの施術について2023年に消費者庁から「使用中止」の注意喚起がされました。

 

エステサロンでハイフ施術が禁止となった理由

2017年ごろより厚生労働省や消費者庁よりハイフ機器のエステでの使用について注意喚起がされていました。ハイフ施術がエステサロンで禁止となったことには理由があります。

 ハイフ施術は、超音波の出力を利用して行われますが、照射する超音波の出力が高すぎると、皮膚にダメージを与える可能性があります。これによって、顔の神経損傷による麻痺やしびれ、熱傷、急性白内障などの事故が報告されています。

 また、ハイフ施術は医療行為に近いものであり、医療知識に乏しいセラピストや劣悪な機器の使用によるトラブルも存在します。適切な知識と技術を持った施術者によって行われるべきであり、機器の出力や照射方法の調整が重要です。

 これらのリスクにより、厚生労働省からはハイフ機器のエステでの使用について注意喚起がされ、各都道府県に対して通達が出されています。また、消費者庁からも注意喚起が行われており、エステサロン側でも自主的にハイフの掲載や施術の禁止が求められています。

HIFU事故に関する報告書

 エステサロン側も自主的にハイフの掲載や施術を行わないようにすることが求められており、消費者庁からも注意喚起がされています。ハイフ施術による健康被害が多く報告されており、エステサロンはその責任を果たすために適切な対応を取るべきなのです。

 ハイフの名称の変更や代替機器の導入が検討されている中、エステサロンはリスクについて十分に認識し、慎重な対応を行う必要があります。また、消費者としても施術を受けるかどうか考える際には、エステサロンの情報や施術者の知識と技術についてよく調査することが重要です。

 

ハイフ施術の今後

ホットペッパービューティーでは2023年12月からハイフのメニューやハイフに関係する屋号やメニュー名などの情報掲載が禁止されることになりました。

ハイフは適切な知識と技術を持った施術者によって行われるべきであり、機器の出力や照射方法の調整が重要とされています。これまで以上に施術の安全性向上に向けた取り組みも行われることが予想されます。

ハイフ施術については、リスクを十分に認識し、自身の健康や安全に配慮した上で慎重に受けるかどうかを考える必要があるでしょう。

 

 

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